なぜ消費者金融でのキャッシング利用は銀行より金利が高いの?

消費者金融も銀行も同じ無担保融資なのに金利に差がある

書類を見る女性

一般的に消費者金融でキャッシング利用をした場合、上限金利は年率18%前後です。
これが銀行カードローンを利用した場合だと、上限金利は年率14%前後になるので差が出てきます。
また、利用可能枠が大きくなるともっと金利に差が出てしまいます。
消費者金融でのキャッシングも銀行のカードローンも同じ無担保融資です。なのに金利に大きな差が出てしまいます。

実は消費者金融も融資を受けている

消費者金融はお金を貸すことが仕事です。そして貸すことを仕事としているのに消費者金融もお金を借りています。その相手は銀行です。
銀行の資金源は消費者の預金です。逆に消費者金融の資金源は銀行からの融資で、資金の調達をするための金利が5%前後かかっています。
そして銀行から借りたお金を、キャッシング申し込みがあった利用者へ年率18%前後で貸しています。
2006年に賃金業法が改正される前はもっと高い金利でしたが、出資法の金利が引き下げられたことにより現在では年率20%以上の金利を取ると違法です。

消費者金融も店舗維持に費用がかかる

たったの5%で資金調達してそれを18%で貸し付けられると考えれば、なんだかずいぶんと高い金利にも感じます。
しかし消費者金融も事業を続けるために必要な設備を維持する費用、広告費、そして人件費がかかります。
それで大半が消えることから利用者がある程度いないと継続できないのが実情です。
テレビCMなので有名だった大手消費者金融でさえ、改正貸金業法が施行されたことで経営難に陥ることになりました。ただし、これには過払い金の請求なども大きく影響しています。

大手消費者金融の策

上記のようなことで大手消費者金融が打ち出した策は銀行の傘下に入ることでした。
それによって今までより低金利で資金調達を可能にしたり、店舗の代わりに無人契約機を展開させて維持費や人件費を削減するなどコスト削減をはかることでした。

中堅消費者金融の策

中小の消費者金融の場合は、大手の傘下に入るということは難しいのですが、例え店舗を持たなくてもインターネットを利用してできる振込キャッシングのスタイルに変更していくなどできるだけコストが削減できるような工夫がされています。

上限金利が下がったことで審査も以前より厳しめに

金利が引き下げられたということは、同じ金額を融資したとしても得られる収益は減ります。
収益が減ったことで以前よりも貸し倒れを警戒するようになりました。怪しいと疑われる人は審査に通さないようになっています。
特に多重債務には警戒が強く、総量規制も手伝って以前なら他社からの借入が5件以上あってもOKだったのが、今では3社を超えると難しいでしょう。

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