便利なはずのリボ払いは賢く選択しないと危険な存在に
様々なメリットがあるリボ払いには裏がある
急な出費でキャッシングをする時や、クレジットカードを使用してショッピングを楽しむ時の支払い方法は『リボ払い』を選択する人も多いでしょう。
月々の返済額が少なくて済み、毎月の返済計画が立てやすいというメリットがあるその裏で、実は危険と背中合わせになる場合もあります。
キャッシング会社にとってリボ払いは大きな収入源になっている
キャッシング会社やクレジットカード会社がどうして少しの返済額で成り立つのか、それは加盟する店から手数料を得られることと、カードを利用した人が分割払いやリボ払いを選択することで金利や手数料の収入が増えるからです。
中でもリボ払いは手数料や金利の負担が大きくなるため、かなり大きな収入源となっています。
できるだけリボ払いを選択してほしいと考えるカード会社は、リボ払いを選択すればポイントの還元率を上げたりというような様々なサービスを提供するのもこのためです。
分割払いとリボ払いはどう違うのか
リボ払いも分けて返済するのだから分割払いと同じでは?と考えてしまいがちですが、全く違います。
分割払いは利用した金額を所定の回数に分けて返済します。
リボ払いは毎月返済する所定の金額を返済していきます。
例えば、5万円を5回払いで利用した後にさらに5万円を5回払いで利用したとします。
この場合、前の5万円の返済分1万円に後で利用した5万円の返済分1万円を上乗せで返済します。毎月の返済額は2万円に金利手数料を合わせた金額となり、それを5回で完済します。
リボ払いで同じような利用をした場合、毎月の返済額を1万円と設定していれば、あとで追加利用したとしても返済額は1万円のままです。
その分支払い回数は伸びますので、借入残高も減らず支払う金利手数料も分割払いより多くなります。
リボ払いを選択すると返済期間が長期化しやすい
例えば分割払いだと、利用すればするだけ返済金額が増えていくため家計の負担が増えます。
ただし、返済する回数を限定しているため返済期間は短期間です。
それに比べてリボ払いは、利用総額により毎月の最低返済額は変動します。
しかし分割払いより長期で返済できる特徴があり、返済した分についてはまた利用可能枠として復活します。
それをまた利用することで、いつまでも返済が終わらないという危険性もあります。
現在の借入残高がいつ利用した分なのかわかりにくい
毎月の返済額が一定ということもあり、追加で利用し続けることで返済した分はいつ利用した分に対してのものなのかがわかりにくい特徴があります。
しかも返済額が変動しないことと、少額で済むことで、生活自体に負担がかかりにくい特徴があります。
リボ払いを利用してキャッシングをしたり買い物をして、実際には生活費が増えているのにその実感がわきにくいのです。
それにより返済期間が伸びてしまうため、金利手数料だけを延々と払い続けているという状況に陥る場合もあります。
リボ払いを利用する時は、利用した分に対しての返済が終わるまでは追加で利用しないという強い意志が必要でしょう。
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